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【貴重なコメント】[2026] S元は第一師団ェ……

そうでした。完全に勘違いしておりました。
wiki見たら、めっちゃ元第一師団(白襷隊)って書いてました…
お恥ずかしい…
ご指摘ありがとうございました!!!

▽コメント・ご意見、よろしくお願いします!

 

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※この作品はフィクションです。実在の人物・団体・事件などには一切かかわりがありません。



【明治日本マメ知識】(敬称略)

(※並行世界であるマンガ本編とは何ら関係ありません。読まなくても本編の理解には何の差支えもありません。)
(※wiki読んだという程度の知識、ソースはほとんどネット(しかも特定しません)。で書いてます。話半分で読んでください)

(※くだらない私見はいってます。適当に読み流しorツッコミくださいませ。)
(※誤り等ありましたら、がんがんご指摘お願いします。いろいろ教えてもらえると描いてるかいがあります)

●白襷隊の計画
旅順正面への夜間教習案については
部隊長となった中村覚から計画があった。
「そろそろ将校で死者が出ないと」とも。

第三軍内では、参謀たちから強い反対があった。
伊地知参謀長は容認派、乃木は支持していた、とされることもある。

●白襷隊の送り出し
実は朝6時ぐらいに一度集合、夕方6時に再集合している。
また送り出しにあたっては、乃木が一人一人手をとって
「死んでくれ」といったという逸話があるが(出所忘れました)
3000人という人数から考えて、創作ではないかと思割れる。
一人3秒として1分で20人、一時間で1200人、2時間半はかかるので。

部隊長や訓話でそういう話をした可能性はある。

●第七師団
北海道の師団。第三軍に増援された。強い。
漫画『ゴールデンカムイ』で有名。

白襷隊には第二五連隊が合流する予定だったが、
合流できず、攻撃には参加しなかった。
配置直後で土地になれず、また暗かったからか。

ただし主人公杉本は、第一師団。しかも白襷隊という設定
(私はなぜか彼も北海道第七師団と思い込んで上記のミスをしてしまった)

第7師団の衛生兵は白襷隊に参加している。

●白襷隊の経緯
20:30に作戦開始。月は18夜。
翌日02:30に撤退

数多くの死傷者を出し、隊長の中村覚も負傷。
サーチライト、地雷に阻まれたとも。

この攻撃の失敗によって203高地への攻撃が決定された。

●白襷隊の評価
旅順要塞戦でもっとも有名な戦闘。
要塞に突撃する愚劣な肉弾戦を象徴するものとして描かれることが多いように思われる。
追い詰められた司令部がついに狂気に走った、というような。
実際に、この作戦は第三軍内で長く反対されており、精神的な疲れや手詰まり感がこのような
冒険に踏み切らせたという面は否定できない。

「白いたすきがサーチライトに光る」みたいな話はその最たるものかと(実際はわからない)。
乃木司令官と第三軍参謀に好意的な別宮氏の本においても、この作戦は擁護されていない。

ネット上には、この作戦がのちに第一次大戦後に確立する「浸透戦術」の走りであったとする評価もある。
しかし、別宮氏の著書では「浸透戦術」としての性格は「萌芽としてもない」とされていた(うろおぼえ)
本当に浸透戦術を意識していれば、松樹山の堡塁攻略にこだわらず、舞台に自律性を持たせた上で、
敵海岸線まで前進し、しかるところで塹壕をほるとかなんとか。
(実際にそんなことが可能かどうかはわかりません)

その他、より積極的な乃木司令部支持本、桑原『乃木司令部と日露戦争の真実』(タイトルうろおぼえ)
だと、敵兵がけっこうこの攻撃でびびった、という記録があって、その精神をたたえている。

その説を全面的には支持しないが、個人的には、ここで「夜間切り込みがあること」を
実践して見せた心理的効果は確かに小さくなく、のちの旅順防衛隊降伏の要因の一つとなった
と考えられなくもない、とおもている。
(防衛線が一枚しかないとき、生身の兵が市街地まで来る可能性)

あと、wikiだったか。白襷隊攻撃時には、敵堡塁に十分な予備兵がなく、
けっこう惜しいところまでいっていた、という説も書いている。出所はアレだが、
なんだかんだ「6時間戦えた」という事実は大きいように思われる。
敵もこの時点で存外苦しかったようだ。
(そら大爆破されてるし…)


総じて、後世の印象ほど愚かな作戦ではなかった、という感想を持っている。

というのは、上のまんがで描かれているように、この作戦をしない場合は、
直ちに(彼らがしたくなかった)203高地にうつっていた。
この被害が大きく戦術的にも意味が乏しいと考えられる作戦に入る前に
「できることはなんでもやる」という状況になっていたのは間違いない。

あと、初めてづくしの戦場であり、
試行錯誤せざるをえない状況であったという点も
心情的にはわからなくもない。

置かれた選択肢と状況が同じであれば、私も、
というか多くの現代人も同じ判断をしていた可能性が高い、と思う。

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