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誤算編 3


















●後半

























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※この作品はフィクションです。実在の人物・団体・事件などには一切かかわりがありません。





【明治日本マメ知識】(敬称略)

(※並行世界であるマンガ本編とは何ら関係ありません。読まなくても本編の理解には何の差支えもありません。)
(※wiki読んだという程度の知識、ソースはほとんどネット(しかも特定しません)。で書いてます。話半分で読んでください)

(※くだらない私見はいってます。適当に読み流しorツッコミくださいませ。)
(※誤り等ありましたら、がんがんご指摘お願いします。いろいろ教えてもらえると描いてるかいがあります)





●ウラジオストック艦隊


日露戦争時、ロシアの太平洋艦隊は、旅順艦隊とウラジオ艦隊に分けることができる。
ウラジオ艦隊は、巡洋艦3隻+αで、旅順艦隊より、日本の艦隊より戦力は劣るが、
通商破壊で大きな成果を上げた。

兵員輸送船やその他の商船などを撃沈、拿捕など、時には東京方面にも出没した。
輸送を海上に頼らざるをえない日本に大きな脅威を与えた。

たぶん、ロシアで一番活躍した海軍。


●日本第二艦隊(上村艦隊)


跳梁跋扈するウラジオ艦隊に対して、日本は巡洋艦4隻+αからなる第二艦隊を差し向ける。
しかし、戦力で劣るウラジオ艦隊は、ゲリラ戦法に徹し、日本の艦隊との正面決戦を避けたため、
上村艦隊は、ウラジオ艦隊をなかなか補足することができなかった。

このふがいなさに憤った国民は、
上村艦隊を「露偵艦隊」(ロシアのスパイ艦隊)と揶揄し、自宅に投石などしたらしい。

かわいそう。

●英国輸送船

参謀本部は、当初ウラジオストックには十分な備蓄もなく、ウラジオ艦隊は十分に活発に活動できないと考えていた。
(ウラジオストックは長崎と連携してはじめて「生きた」港であった。)
(ただし、鉄道は開通している。)

彼らが当初、旅順攻略を軽視したのも、
もうひとつの拠点であるウラジオストックが軍港として十分に機能しなかったからだと考えれば、
それほど非合理的な判断でもない。

しかし、この予想を大きく覆えされる。

ウラジオストック艦隊は、なぜか活発に活動して、海上ルートを大いに脅かし、
大本営は大いに翻弄される。

それを可能にしたのが、英国からの石炭輸送だった。

民間船を用いて石炭をウラジオストックに大量に輸送していたものと考えられる。

ウラジオストック艦隊撃滅後、上村艦隊が海上封鎖をより活発に展開したところ
英国船が20隻以上拿捕される(他の国の商船も少々)

当然、日本政府は英国政府に抗議した。

●大英帝国

紅茶とメイドの国というイメージがあるが、
19世紀から20世紀初頭にかけてのイギリスは
こと対外政策に関する限り、まさに外道。まさに鬼畜といっていい国。

覇道の帝国主義国。二枚舌は当たり前。欧州諸国にも離間の計用いまくり。

パレスチナ問題やイラン・イラク含む
今日の国際紛争のうち7割は、大英帝国の世界支配に起因するといって過言ではない。

第二次世界大戦の日本について「なぜ日本だけが悪者!」と憤る
一部の論者たちの気持もわからいではない。あくまで気持ちだけだけど。

日露戦争も、わが国が頑張って勝った!というストーリーとともに
「やらされた戦争」という筋も見ておいたほうがいい気がする。
これは明治維新に関しても、ある程度いえることではあるが。


●伊藤博文の外交

伊藤博文は日露協調路線、満韓交換論を唱えていた。
日英同盟を結ばれた時にも、彼は交渉のためにロシアに赴いていた。
いわば、親英派に完全に裏切られた形となる。

児玉は桂などと結託して、伊藤を日露戦争の戦死者第1号にしてやろうと罠にはめたという説もある。
(邪魔なロシア協調主義者は怒ったロシア人に殺されろというところか)

日英同盟に対する彼の感情は、やや複雑なものであったと推測される。

伊藤はまた、後に初代の朝鮮総督に就任。
自身は韓国併合に関して消極派だったにも関らず、
強硬派の併合政策の尻拭いをさせられる形となる。

最終的に、韓国併合の反対派のテロにより暗殺される。
殺される時「バカめ」というようなことをつぶやいたといわれている。
この説が正しければ、自分が強硬路線の防壁という意識が多少なりともあったのだろう。

つくづくそういう星周りのひとかと少し可哀そうになる。
あるいは、この時代、「政治家として理性的」であろうとすると、
そういうババばかり引くということかもしれない。


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