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断点編5

































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※この作品はフィクションです。実在の人物・団体・事件などには一切かかわりがありません。





【明治日本マメ知識】(敬称略)

(※並行世界であるマンガ本編とは何ら関係ありません。読まなくても本編の理解には何の差支えもありません。)
(※wiki読んだという程度の知識、ソースはほとんどネット(しかも特定しません)。で書いてます。話半分で読んでください)

(※くだらない私見はいってます。適当に読み流しorツッコミくださいませ。)
(※誤り等ありましたら、がんがんご指摘お願いします。いろいろ教えてもらえると描いてるかいがあります)





●日露戦争当時のウラジオストック

「東方の征服(ウラジオストック)」という物々しい名前で1860年に開かれた港。

だが、日露戦争当時は、まだ十分な拠点とはなっていなかった。

船の補修ドックが十分に整理されておらず、
その証拠に上村艦隊に破壊されたウラジオ艦隊の軍艦は
戦争中そのまま使用不能となっている(修理できなかった)。

「沈没」さえしなければ、復帰できる日本の艦隊に対し、
ロシアの艦隊は中破即、致命傷という状況にあったといえる。

シベリア鉄道がようやく通りはじめた時期。
満州方面に大規模部隊が駐留すれば、この港への陸上輸送は当然滞る。

そうなると海上輸送がこの港の要であるが、
その中継基地として長崎に依存していた。
(当時の蒸気機関はまだそれほど優秀でなかった?)

また、艦隊の越冬地としても長崎が活用され、
当時、長崎はロシア人向けの商売が盛んだったという。

つまり、自立した補給機能を持つ港ではなかった。
というよりは、当時ロシアをはじめとする列強のアジア展開自体は、
多くの場合、日本の輸送力や拠点に何らかの形で依存していた。
このことは義和団事件によって明白となったらしい。

このことから日本軍は、当初、
ウラジオ艦隊は石炭不足のため、あまり活動できないものと考えていた。


●旅順攻略戦の準備不足

陸軍は開戦直前まで、旅順攻略を視野に入れておらず、そのための作戦準備もしていなかった。
後の展開から見て、このことは旅順、しいては旅順艦隊撃滅による海の補給路の確保を軽視した陸軍の迂闊さ、あるいはバルチック艦隊回航とい「壮挙」を予想しきれなかった陸軍の迂闊さとして描かれる傾向があるように思われる。

しかし、さすがにいくらなんでも、バルチック艦隊の到来可能性について、陸軍首脳も考えなかったわけではあるまい、っていうか、ちゃんと考えていたよネ? 考えた末に旅順攻略を外していたんだよね? 私個人は思う。というか、思いたい。まあ、「何も考えてませんでした」、というのも、「らしい」といえば「らしい」けど…


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●おまけ





「普段、悪いことをしているやつは、
ちょっと良いことしただけで「いいやつ」だといわれ、
普段、いいことをしているやつは、
ちょっと悪いことをしただけで悪者にされる。」



人間社会の厳しい掟。
『炎の転校生』というマンガでは、
この法則を知りつくした敵が主人公滝沢を善行の人に追い詰めていくという作戦が展開された。

恐るべし。

蹴られたり、雨ざらしにされたり、トータルとしては全然ダメでも、
最後に風呂を貸せば、「いい人」と思ってもらえるかもしれない社会のワナ。



自己管理より部下管理のほうが重要。

よければ断点編の最初のほう、読み返してみてください。

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