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※この作品はフィクションです。実在の人物・団体・事件などには一切かかわりがありません。



【明治日本マメ知識】(敬称略)

(※並行世界であるマンガ本編とは何ら関係ありません。読まなくても本編の理解には何の差支えもありません。)
(※wiki読んだという程度の知識、ソースはほとんどネット(しかも特定しません)。で書いてます。話半分で読んでください)

(※くだらない私見はいってます。適当に読み流しorツッコミくださいませ。)
(※誤り等ありましたら、がんがんご指摘お願いします。いろいろ教えてもらえると描いてるかいがあります)

●乃木勝典、保典

 第3軍司令官、乃木希典には二人の息子がいた。
 日露戦争において、長男勝典は、中尉として第2軍に。次男保典は少尉として第3軍に従軍している。
 勝典は、第3軍の旅順攻撃に先立つ第2軍の南山攻撃にて負傷、数日後に戦死している。
 負傷後、保典は面会に訪ねており、遺言として母親のことなど任されていたといわれている。

●ノブレス・オブリージュ

 「高貴なものの義務」。貴族が背負うべき責務。貴族が領民を率いて戦う昔の戦場では、彼らが率先して戦わないと戦争にならなかったので、高貴な人が進んで危険や重荷を背負うという風習がヨーロッパであったとかなかったとか。真偽は不明。実際には、貴族は身代金がとれるので戦場では安全だったともいわれている。実態といよりは心構え、武士道のようなものかと。

 なお、末端の兵卒が先頭をきって突撃するというのはやはり難しいようで、日露戦争、おそらくその後の戦争でも一番不足するようになったのは下士官だったといわれている。ある程度の軍事的訓練を受け、かつ部下を鼓舞するため、先頭をきって飛び込まなければならなかったからとかなんとか。ノブレスオブリージュというより、現場管理職の辛さ、というべきだろうか。

 なお、戦争を反対する、ないし揶揄する言葉として「偉い人やその家族は安全な場所に隠れて死ぬよう命令している」というのがある。私もこうした批判に異論はないのだけれども、実はこういう反論ができるうちはまだマシで、実際に、偉い人やその家族が身を呈しはじめると「あの偉い◯◯様さえ」ということになって命令される側には反論の逃げ道が断たれる、という怖さもあるなあと思い。乃木家はそれを証明したように思う。

 

 

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